成長するドイツの水素エコシステム - 水素ビジネスのフロントランナー

ドイツ・ノルトライン・ヴェストファーレン（NRW）州は、ヨーロッパで最も重要な経済地域のひとつであり、ドイツ16の連邦州の中で最も高い国内総生産（GDP）、最大の人口、そして最大の対外直接投資（FDI）額を誇っています。州都デュッセルドルフを中心とした半径500km圏内に1億6千万人以上が住んでおり、この規模は欧州連合（EU）消費者の 3 分の 1 、そしてその購買力の 45％に相当します。

新たに策定されたNRW州の水素ロードマップでは、パリ協定の目標達成と経済・産業拠点の強化が両立可能であると示されており、また水素利用のみでNRW州のCO2排出量の実に4分の1が削減可能となるのです。

NRW州では、水素エネルギー社会を実現するための条件を整えるべく、すでに集中的な取組みが実施されており、今後もその取組みを強化していきます。その具体的な目標のひとつが戦略的グローバル・パートナーシップの構築とグローバル企業との連携です。

NRW.Global Business（NRW州貿易投資振興公社）およびドイツ貿易・投資機関（GTAI）主催にて2022年3月14日（月）に水素・燃料電池をテーマにオンラインセミナーが開催されます。同セミナーでは日独の専門家により、NRW州の水素・燃料電池市場の魅力と協働の可能性についての講演が行われます。