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在独ジャーナリスト 熊⾕徹⽒から見たドイツの研究開発
コロナ後のレジリエンス(耐性)の強化へ向けて―新たなグローバル危機に備える日独の努力―
2021年3月2日 【文:熊谷 徹】 新型コロナウイルスは、衰えを見せていない。本稿執筆中の2021年1月7日の時点では、日本とドイツの新規感染者数は急増している。ドイツでは毎日少なくとも1万人の新規感染者が見つかっており、時には2万人を超える日もある。このため同国政府は2020年11月3日から全ての飲食店の営業を禁止した他、12月16日からは学校の休校や大半の商店の営業禁止を含む厳しいロックダウンを1月末まで実施。日本でも1月7日から1ヶ月にわたり東京都と周辺の三県に緊急事態が宣言された。
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在独ジャーナリスト 熊⾕徹⽒から見たドイツの研究開発
水素エネルギー実用化に乗り出す日独の電力業界
2021年2月25日 【文:熊谷 徹】 本シリーズの第1回でお伝えしたように、ドイツ連邦政府は2020年6月に国家水素エネルギー戦略を発表し、二酸化炭素(CO2)削減のための柱の1つとする方針を明らかにした。現在ドイツや日本では、研究機関や電力会社が水素エネルギーの実用化へ向けたプロジェクトを推進している。
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在独ジャーナリスト 熊⾕徹⽒から見たドイツの研究開発
「データ主権」を守れ! 独仏主導で欧州独自のクラウド「ガイアX」を開発へ
2021年2月2日 【文:熊谷 徹】 「欧州による、欧州のためのクラウドを創る」。こうしたスローガンの下に、ドイツ連邦政府は2019年10月29日に、EU域内の企業、研究機関、市民のデータを保護しながら経済と社会のデジタル化を進めるために、独自のクラウド「ガイアX」を構築する方針を明らかにした。現在すでに約300の経営者団体、企業団体などがプロジェクトに参加している。
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在独ジャーナリスト 熊⾕徹⽒から見たドイツの研究開発
コロナ危機はインダストリー4.0に拍車をかけるか?
2021年1月18日 【文:熊谷 徹】
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お知らせ
新型コロナウイルス感染予防対策による対応業務変更のお知らせ
新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言を受けて、ドイツ 科学・イノベーション フォーラム 東京(DWIH東京)の職員は在宅にて勤務を行っております。事務所へのご訪問及びお電話は現在受け付けておりません。
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在独ジャーナリスト 熊⾕徹⽒から見たドイツの研究開発
ドイツ政府の気候保護政策の現状と課題
2020年12月23日 【文:熊谷 徹】 ドイツは、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの削減に世界で最も積極的に取り組んでいる国の一つだ。メルケル政権は2019年12月18日に、世界で初めて「気候保護法(Klimaschutzgesetz)を施行させ、CO2排出量の目標達成を法律によって義務化した。だが経済の非炭素化への道程は、平坦ではない。
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ニュース:ドイツ連邦教育研究省
カルリチェク連邦教育研究大臣:欧州研究圏は研究の自由を保障する存在
EU加盟国の研究大臣とイノベーション・研究・文化・教育・青少年担当欧州委員は欧州研究圏に関する閣僚会議に出席し、研究の自由の中心的役割を確認しました。