インダストリー4.0に関するドイツ政府諮問委員会との円卓会議

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2015年9月17日、ドイツ 科学・イノベーション フォーラム 東京(DWIH東京)は、在日ドイツ商工会議所においてドイツ政府の諮問機関である研究・イノベーション専門家委員会(Expertenkommission Forschung und Innovation – EFI)との円卓会議を開催しました。

EFIは、ドイツ政府が推進するインダストリー4.0(第4次産業革命)に関連する様々な分野の日独両国の状況について意見交換をするために来日しました。インダストリー4.0は、多数の大手企業が参加するIndustrial Value Chain Initiative (IVI)が設立された日本でも幅広い関心と注目を集めています。

円卓会議には、国立研究開発法人 産業技術総合研究所 元理事長で、現在三菱電機株式会社相談役を務める野間口氏をはじめ、日本の産業界と学術界より本分野に精通した方々が参加しました。

会議では、ロボット工学とロジスティックの発展が、産業界だけでなく社会全体へ広範囲に影響を及ぼすということに関し意見の一致をみました。農業、福祉、交通・輸送、都市基盤の分野は、両国の産業界と社会がどのように課題を把握し、取り組むかによって多大な影響を受けるであろうということについて、打ち解けた雰囲気の中で活発な議論が行われました。

EFIは、マックス・プランク イノベーション・競争研究所所長であるディートマー・ハーホフ教授が議長を務め、6名の著名な研究者である委員より構成されています。