EURAXESS Japan Shinkansen Roadshow 浜松・テューリンゲン光学産業クラスター連携：過去、現在、未来

日本とＥＵの間にある多様な連携を地域ごとに紹介するオンラインイベント「ユーラクセスジャパン・シンカンセン・ロードショー」は、日本各地で展開されている日欧連携のノウハウと展望の発信を通じて、日本と欧州の研究者、企業・研究機関の方をはじめ、日欧間の協力関係全般にご関心のある方全般に対し、日欧連携のための機会とインスピレーションを提供することを目的としています。

今回のイベントでは、日欧クラスター間連携のモデルとして、ドイツ・テューリンゲン州と日本・浜松地域との連携事例が取り上げられます。

テューリンゲン州イエナ地域は、世界有数の光学・フォトニクス産業の中心地として知られています。カールツァイスなどトップクラスの光学機器メーカーだけでなく数多くのスタートアップ企業や研究機関が集中し、そうした産学官の関係者が協力しながらイノベーションを促進しています。また、浜松は大手製造業が集まる産業都市として知られ、産官学金が一体となってフォトニクスのイノベーションを生み出すエコシステムの構築に注力しています。

両地域は長年にわたって緊密に連携し、新技術の共同開発やサプライチェーンの国際化を通じて、ともに国際競争力を高めてきました。今回のオンラインイベントでは、両地域のクラスター間協力の歴史を振り返りながら、いかに両地域に相乗効果をもたらしてきたかを探り、また、気候変動やパンデミック、産業のデジタルトランスフォーメーションなど、さまざまな社会的課題に対処するための革新的なソリューションのニーズがこれまで以上に高まる中、両地域が今後どのような協力関係を築いていくのかについての紹介もあります。